石福とはabout

創業明治末期、特殊絹織物製造一筋の企業

福井市の自然豊かで長閑な田園地の広がる地域にある弊社は特殊絹織物一筋で明治末期に創業、昭和12年2月に合名会社石田兄弟織物工場、昭和58年に現在の株式会社 石福となり、五代にわたって織物工場を経営しております。
注文の多くは京都などにあるお取引先様各位によるものです。私共はこのお客様との深いつながりを大切に、これまでもこれからも仕事をして参ります。

高品質な製品作りは手作業なくしてはできません

正絹緞子や紋紗など特殊絹製品の多くは様々な過程を経て、主に神社仏閣で使用される商品となります。高品質な製品を提供するために製品のもととなる弊社の生地の品質を落すことのないように力を尽くしています。
一疋の織物を織り上げるのに3日~1週間ほどかかります。機械織といえども織手の手作業なくしては仕上がりません。人の目で見る。人の手を施す。最終段階の検反も必ず最後は人の目で。その為、短期間の大量生産は難しく、納品にも多少お時間をいただくこともございますがご満足いただけるものを提供出来る様、迅速かつ丁寧に真心を込めて織り上げております。

人とのつながりを大切に、伝統を守る

時代はどんどん移り変わりますが様々な変化にも対応し新しい技術も取り入れつつ、昔ながらの製法を守りながらスタッフ一丸となって日々努力しております。歴史ある織物を守りつつ、これまでも新たなものに挑戦して参りました。
以前あるお客様から『紙の糸』で織布してほしいというお問い合わせがありました。様々な試織を重ねました。製品化とはいかなかったものの、新たな分野との可能性を感じた機会でした。
これからもご縁があれば新しい出会いにチャンスを求め挑戦を続けて参ります。